UNIXの互換OSで、商用OSと違いソースコードが公開されていて完全にフリーです。
OSの中核部分(カーネル)のみを指し、いろいろなコマンドやGUI、アプリケーションは、Linuxでなく、
OS上で動くプログラムにすぎません。
それらの組み合わせは自由で、どのように組み合わせるか、用途によって、いろいろな構成があります。
カーネルにいろいろなソフトウエアを組み合わせたものがディストリビューションと呼ばれるもので、
ワークステーションやサーバーなど、目的によっていろいろなものがあります。
Linuxには様々なディストリビューションがありますが、このサイトでは次の理由でVine Linuxを選びました。
・Vine LinuxのサイトからCD-ROMのISOイメージをダウンロードでき、すぐにインストールできる。
・日本語化が進んでいる。
・余分な機能が無く、軽い。
・世界で最も大きなシェアを持つRed Hatがベースになっている。
・自宅サーバーを運営しているユーザーが多い。
インストールを行う前に、インストールするPCのハードウエア構成について確認、メモをとっておきます。
・ビデオカードのメーカとチップ名
・モニタの垂直・水平周波数
・ネットワークカードのメーカとチップ名
ほどんどの場合、自動で認識されますが、認識されなかった場合に必要な情報になります。
また、インストール時のトラブルを防ぐためと省電力化のため、必要の無い周辺機器はインストールする前に取り外しておきます。
このサイトのサーバーでは、モデムカードとIEEE-1394カード、CD-RWドライブ、USBマウスを外しました。
サウンドカードなどもサーバー用途では必要ないでしょう。
最小インストールで500Mバイト以上、フルインストールで約1.8Gバイト以上必要です。
このほかにスワップ領域とユーザ領域が必要となります。スワップ領域の目安は物理メモリの約2倍です。
Linuxをインストールする場合、ハードディスクに新たなパーティションが必要になります。
Windowsがプリインストールされている場合は空いているパーティションがあるかどうか、なければツールを使って確保するか、新たにディスクを増設する必要があります。
このサーバーでは、プリインストールされていたWindowsを消してしまっても良いのでなにもしていません。
インストールするときにディスクのパーティション設定を行います。あらかじめ決めておきましょう。
最低限必要なのは、/(root)とスワップですが、障害時の対応のしやすさやバックアップを考慮し、/homeを分けました。
容量などは次のようにしました。
| Vine Linux 3.2 | Vine Linux 4.x | ||
|---|---|---|---|
| hda1 | /boot | 64MB | 80MB |
| hda2 | /(root) | 4096MB | |
| hda3 | スワップ領域 | メモリ容量の2倍程度 | |
| hda4 | 拡張領域 | (残り全て) | |
| -hda5 | /home | (残り全て) | |
1. Vine LinuxのFTPサイトにアクセスし、ISOイメージをダウンロードする。
どのサーバーから持ってきてもかまいませんが最新のものをダウンロードします。
2. ダウンロードしたISOイメージをCD-ROMに焼く。
3. CD-ROMをドライブに入れてPCを再起動する。
4. インストーラが起動するので指示に従って進める。
5. サーバー用途として必要最小限の構成で良いので、パッケージグループは、「基本開発ソフトウエア」と「インターネットサーバー」のふたつだけにしました。
電源を入れるとVine Linuxが起動します。
終了するときは、rootでログインして次のコマンドをタイプします。
# shutdown -h now
電源が自動で切れない場合は、/etc/rc.d/init.d/haltを修正します。
# vi /etc/rc.d/init.d/halt
command="halt"と書かれた行を探し、command="halt -p"に修正する。
コンソール画面の解像度を変えるには、ブートローダがliloのときは/etc/lilo.confに以下のパラメータを追記します。
# vi /etc/lilo.conf
vga=0x301 ← 640x480x8にする場合
vga=0x314 ← 800x600x16にする場合
vga=0x317 ← 1024x768x16にする場合
vga=0x31A ← 1280x1024x16にする場合
# /sbin/lilo ← lilo.confを反映させる
# shutdown -r now ← 再起動する
ブートローダがGRUBのときは/boot/grub/grub.confを開き、kernelと書かれている行末にパラメータを追記します。
インストールが終わったら必ずパッケージの更新を行い、ソフトウエアを最新のものにすること。
# apt-get update ← 最新のパッケージリストを取得
# apt-get upgrade ← 更新する。
ホストに名前をつけるには、/etc/sysconfig/networkを編集します。
# vi /etc/sysconfig/network
HOSTNAME=aaaaaa ← aaaaaaがホスト名
# /etc/rc.d/init.d/network restart ← networkを再起動する。